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夜空を彩る大輪の花火を見て、写真に撮りたいと思う方もきっと多いことでしょう。そこで、ここでは花火の撮り方を解説していきます。
● 三脚は必須! まず花火を撮る基本はスローシャッターになりますので、三脚とレリーズボタンは必須ですが、レリーズボタンが使えない機種は、シャッターを優しく押すことを心がけてください。よく、ストロボを使用して手持ちで撮っている方がいますが、これでは花火の美しい光跡を撮ることはできません。ですので、ここでは三脚を使用することを前提に話をすすめていきます。
● 花火を撮るときは、マニュアル設定が基本 まず、カメラを三脚にセットしたら、ISO感度を50〜100に設定し、撮影距離は無限遠にします。撮影モードにマニュアルがある場合はシャッタースピードをバルブ(注1)、絞りはF5.6〜F11に設定します。絞り値は花火との距離や花火の明るさで違ってきますので、実際に撮影して、画像を確認しながら決めていくとよいでしょう。画角も花火との距離や、撮影意図によって変わってきますので、臨機応変に対処してください。
● マニュアル設定ができない機種は、花火モードなどで対処しよう! 一方、マニュアル機能が付いていないデジカメでは絞り優先モードや花火モードを使ってください。花火が開いた瞬間にシャッターを切れば、花火の色はかなりの確率で再現できるでしょう。タイミングを見はからってどんどんシャッターを切ってください。
● シャッターの開きすぎには要注意! あとは花火が上がると同時にシャッターを切り、適当なところでシャッターを閉じます。注意することは、花火が連発で上がった時は早めにシャッターを閉じることです。そうしないと完全に露出がオーバーとなり花火の色がとんでしまいます(下の写真を参考にしてください)。花火の上がる位置は、はじめの数発を見れば、だいたい解ると思います。
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●花火撮影成功
花火の色、光跡ともに綺麗に再現できました。 |
●花火撮影失敗
シャッターを開く時間が長すぎ、完全に露出オーバーとなり、花火の色が再現できていません。また、花火の周りが煙っぽくなっています。花火が連発で上がる時に、よくこのような写真になりがちですので、早めにシャッターを閉じましょう。 |
● 縦位置でも撮ってみよう! 横位置ばかりでなく縦位置でも撮るようにしてください。上の写真と比べてもお解かりだと思いますが、かなりイメージの違う写真になります。応用編としては、手持ちでシャッターが開いている間に、わざとカメラをぶらしたり、シャッターが開いている間に画角を変えたりするのも面白いと思います。いろいろ試してみてくださいね。
最後に、数秒間の露出をすると、ノイズ軽減機能が働き記録メディアに保存するまでの時間がかかりますが、焦らず待ちましょう。それと、フィルムカメラでは多重露光(注2)が出来ますが、デジカメには、ほとんど多重露光機能は付いていません。ですので、撮影後に花火の位置のバランスを見ながら合成するといいでしょう。
(注1)バルブとは長時間露出に使うシャッター機構のことです。シャッターボタンを押している間はシャッターが開き、離すとシャッターが閉じます。シャッタースピード表示に「B」または「bu」などと表示されます。
(注2)多重露光とは1コマに2回以上シャッターを切ることです。多重露出とも言います。
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