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ホタルの季節になると、ホタルの名所には多くの人がくりだし賑わうようです。あの美しく光りながら舞うホタルを見たいと思うのは、当然なのかもしれません。Katsumiも小さい頃に、初めて見たホタルの乱舞を今でも忘れられません。そして、写真を撮る人は、この光景を写せたらと思うことでしょう。そこで、ここではホタルの撮り方の、ちょっとしたコツを書きたいと思います。
● ホタル撮影に必要な機材
まず、機材ですがコンパクトデジカメも一眼デジカメも、レンズの明るさがF2.8より明るいレンズがあればベストですが、F4クラスでもISO感度を800位まであげれば写ります。それと三脚は必須です(撮影意図によっては、手持ちでも面白い写真が撮れます)。ホタルの光跡を多く写すためには、バルブ機能(注1)かマニュアル露光を使って、出来るだけ長い露出時間をかせがなければなりませんので、手持ちでは基本的に不可能です。レリーズコードも必須ですが、コンパクトデジカメは2秒のセルフタイマーを利用するといいでしょう。どうしても指でシャッターを押さなければならない時は、出来る限り優しくシャッターボタンを押してください。ペンライトも暗い中機材を操作するのに必要です(ペンライトの使用を禁止いている場所もありますので、この場合はルールに従ってください)。
● デジカメの設定について 次にデジカメの設定ですが、マニュアルで絞りは開放(一番明るいF値)で、シャッタースピードはバルブに設定します。ISO感度はF1.4クラスであれば100〜200、F2.8であれば200〜400、F4クラスであれば800〜1600に設定しますが、ISO感度は数枚試し撮りをして決定するといいでしょう。これはデジカメならではの便利さです。ノイズリダクション機能(ノイズを軽減してくれる機能)があれば、基本的にONにしておきます。デジカメは長時間露光になればなるほど、ノイズがひどくなりますので、この設定は忘れずにしておいて下さい。ただ、現在の一眼デジカメは、かなりの長時間露光でもノイズが少ない機種もありますので、その場合はノイズリダクションをOFFにしても構いません。ホワイトバランスはオートか太陽光モードでいいと思います。以上で設定はOKです。
● 撮影のポイント では、早速撮影に入りましょう。場所は出来るだけ、人工灯や車のライトが入らない場所を選びますが、意図的に人工灯や辺りの風景を入れるのもGOODです。自分がイメージする場所を選ぶためには、何度か下見をしておくといいでしょう。それと人が少ない場所を選ぶのも大切です。中にはストロボを使ってホタルを撮ろうとする人がいて、そのストロボ光がもろに入ってしまうと、そのカットは使えなくなる可能性があるからです。ストロボを使って撮ってもホタルの光跡は写せません。ピントは4〜5メートルくらいでいいと思いますが、色々試してください。あとは三脚にデジカメをセットして、フレーミングを決め(出来れば明るいうちに決めておくことをオススメします)シャッターを切るだけです。フィルムカメラであればバルブで10分〜30分くらいシャッターを開けっ放しにしますが(条件にもよります)、コンパクトデジカメでは最高10秒前後くらいしかシャッターを開けっ放しにできません。ですので多めの枚数を撮っておき、後で合成します。合成と聞くと違和感を覚える方もいるかもしれませんが、フィルムカメラでの多重露出と同じことです。一眼デジカメの場合も、あまり長い露光時間はノイズを増やす原因になりますので、そこそこでシャッターを閉じてください。
● ノイズには、ちょっとビックリ!?
さて、撮影も終わり家で画像を見て最初に驚くのがノイズの多さでしょう。特にコンパクトデジカメの場合はビックリするほどです(現在のデジカメは、かなりノイズが抑えられていますが)。しかし慌てることなかれ、レタッチソフトでかなりノイズを除去できますので。JTrim(無料ソフト)でも、かなりノイズを除去できますので試してみて下さい。Katsumiは合成もJTrimで行ないました。合成の枚数は光跡のバランスを見ながら行ないます。JTrimで合成を行なう場合は、まず1枚画像を開き、「編集」→「合成」をクリックすると「イメージの合成」という画面が出てきます。そこで合成する画像を選び、「明るい画素優先」にチェックをいれてOKボタンを押します。これを繰り返してホタルの光跡がお気に入りのバランスになるようにしてください。下の写真はKatsumiが撮ったホタルの写真です。デジカメの機種はコニカミノルタディマージュA2、ISO感度200で撮影しました。
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| ●コンパクトデジカメでは露光時間が稼げないので、1枚ではホタルの光跡はあまり写しこめません(ホタルの数によります)。 |
●この写真は20枚くらいを合成しました。違和感もなくホタルの光跡も賑やかになりました。写真をクリックしますと、大きな画像が見られます。 |
● 止まっているホタルの撮り方
止まっているホタルを撮影する場合は、多重露光機能があればこれを使います。やり方は、まず多重露光機能の枚数を2枚に設定します。そしてホタルにピントを合わせ、絞り開放でバルブ機能を使い、ホタルの光が3回ほど点滅したら一回目のシャッターを閉じます。次に絞りをF11くらいに絞込み、ストロボを弱めに当てて2回目のシャッターを切れば、左のような写真が撮影できます(クリックしますと大きな画像が見られます)。ホタルとその光が写しこまれ、雰囲気のある写真になりました(ペンタックス K10Dで撮影)。ただ、多重露光機能がないデジカメが多いのが現状ですので、その場合は、上記の要領で2枚に分けて撮影し、後で合成します。
簡単に書きましたが、辺りが暗いため止まっているホタルの撮影はピント合わせが極めて難しく、さらに、風があるとブレてしまいますし、ホタルが動けば被写体ブレが発生します。こういった意味では、飛んでいるホタルの光跡を写すよりも、難しいと言えるかもしれませんが、色々と工夫しながら撮ってみてくださいね!。
(注1)バルブ機構とは、長時間露出に使うシャッター機構のことで、シャッターボタンを押している間はシャッターが開き、離すと閉じます。
・2009年6月11日加筆
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